大忠電設【ブログ】

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2020年5月14日

  • 現場作業3年 現場管理15年 経営側2年

    と電気業界でも現場管理の経験が最も長いので、

    現場管理とは何ぞや?

    をお伝えしたいと思います。

     

    今回のテーマ

    電気工事の現場管理の仕事を教えます!【施工管理】

     

    • ・現場の追いまわし
    • ・材料発注
    • ・図面作成
    • ・工程調整
    • ・安全管理
    • ・書類作成
    • ・打合せ
    • ・予算

     

    現場の追いまわし

     

    まず私の場合、最初に行ったのが

    現場の追いまわしです。

     

    追いまわしとは

    電気材料の受け入れ

    材料を各施工班に届けたり、材料置き場にまとめたり

     

    要するに、現場の雑用全般です。

     

    常に現場に出て、走り回っていました。

    これは結構つらく

     

    現場の作業員から叱責されたり、

    電気工事の現場所長など、上司からの伝言などを

    伝えたりとなかなか大変です。

     

    現場がピークになると

    頼んだ材料と違うものがきたり

    数が合わなかったりと1日中バタバタです。

     

    しかも、作業員の方が帰った後

    残務処理や現場での不備を直したりと

    本当に大変です。

     

    大型現場以外では、追いまわしは不要だと思います。

     

    ・材料発注

     

    工程に見合った材料を注文し

    工事が円滑に回るように材料の手配をします。

     

    細かいものから大きなものまだ様々です。

     

    大きなものは、現場全体で調整が必要になってきますので、

    後ほど説明する工程管理と深くかかわってきます。

     

    材料発注をなめてかかると、在庫がだぶついたり

    現場の作業員が仕事できなくなったりするので、

    大切な作業なのと、現場の流れを読む力が必要になります。

     

    ・図面作成

     

    設計図面というものがあります。

    これはあくまでも、設計段階のもので、

     

    客先との打ち合わせなどを加味して

    施工図と言って、施工用の図面に書き換えていく作業や

    細かい詳細を図面化した詳細図など

     

    現場を進めて行くうえで、重要な図面です。

     

    描き方など人それぞれですが、作業員が分かりやすい

    図面を描くことが大切で、図面の良しあしで

    現場が上手くいくかどうかが大きく左右されると言っても

    言い過ぎではないと思います。

     

    わたしも、徹夜して一生懸命描いた図面を当時の上司が朝来て

    図面を確認して、話にならないとビリビリに破かれたこともありました。

     

    当然今やると、大変ですけどね

     

    しかし、お陰様で図面作成の大切さを学ぶことが出来ました。

     

    現在はCADと言って、パソコンで図面を描きますが、

    昔は手書きだったそうです。

    とても考えられません

     

    本当に昔の方の技術はすごいと思います。

     

    ・工程調整

     

    現場の流れを調整していくのですが、

    建築現場は当然、建築業者さんや設備業者さんなど

    多くの業者さんがいます。

     

    なので、各自が好き放題すれば大変なことになってしまいます。

    そのため、工程調整が必要になってきます。

     

    基本的に、完成時期が決まっていますので、

    逆算しながら工程を組み立てていきます。

     

    中には納期が数カ月かかるものもあるので、

    発注のタイミングを誤ると

    必要な時に物が入れれないことになってしまうので

    注意が必要になってきます。

     

    ・安全管理

     

    安全管理は施工の前に確実に優先すべき項目です。

     

    危ない場所で作業をさせないように、

    日ごろから注意する必要があります。

     

    次に作業によっては資格が必要な場合も有ります。

    高所作業車、玉掛 など

     

    自動車免許でも一緒ですが、無免許運手はいけない

    なんて当たりませんですよね。

     

    なので、資格を持った方が正規に作業をしているかなど

    管理する必要があります

     

    ・書類作成

     

    漠然と描きましたが、資料つくりも色々あります。

    ・製作図

    ・施工要領書

    ・諸官公庁届出書

    ・打合せ議事録

    ・写真台帳

    ・施工体制台帳

     

    このように多種多様の書類の作成が必要になってきます。

     

    工程・安全・品質それぞれに

    書類がいるので、いつも簡素化出来ないものかと

    思っています

     

    現場をある程度経験していくと、

    パターンがつかめてくるので、

    書類の使いまわしなども出来るようになってくると思います。

     

    ・打合せ

     

    客先や消防そして現場作業打ち合わせなど

    常日頃から、様々な打合せがあります。

     

    日によっては1日中、打合せなんてこともあります。

     

    この打ち合わせを怠ると、

    打ち合わせの時に大事なことが決まることがあるので、

    見逃したり、聞き逃したりしてしまい

    後からやり直しをしないといけなくなったりと

     

    大変な損害を被ることもあります。

     

    知識や経験も必要になってきます。

     

    ・予算

     

    当然、請負が多いと思いますので

    お金が無限にあるわけではありません。

     

    お金の管理をしっかりしていかないと

    赤字になってしまいます。

     

    品質を落とさず、安く済ませる方法などを

    考え、提案していくことも大切になってきます。

     

    ・まとめ

     

    受注金額によりますが、

    大きい現場では複数の管理者が分担して作業していきます。

     

    そこまで大きくない現場は、これらをすべて一人で行います。

     

    若いころは、現場事務所に泊まり込むなんてことも

    よくありました

     

    終わらない現場はない

    命まだでは取られない

     

    等と大変な時にいろいろ言われてきましたが、

    今となってはとても良い経験となり

     

    現在の基盤になっています。

     

    体力的にきついのが現場作業

    精神的にきついのが現場管理

     

    皆さんはどちらを選びますか?